【1周期目で自然妊娠】健やかなる時に|枚方市樟葉 はやし鍼灸整骨院

6月以降、不妊鍼灸を希望して来院されるご新規の方が目立ちます。

年齢も病院での治療方法もバラバラですが、やはり30代・40代の方が大半を占めます。

刺激に対する感受性も人それぞれで、反応を見ながら刺激量を調整して施術しています。



さて、先日鍼灸の業界紙に、不妊専門病院の漢方医が講演で話された内容が掲載されていました。


「生物は生命の危機にまず生殖能力を捨て去ることから、まず健康体を目指さなければ不妊治療は進展しない」

そして「体内時計の狂いを改善することで治療効果を上げ、薬の服用を減らす可能性がある」とも。


これらは薬を使うことができない我々鍼灸師が、患者さんと向き合う中で日々実感していることです。


例えば女性側のことで言えば、自らが生きるのに精一杯な状況下で、その体内に更にもう一つの新しい命を託そうと考えるでしょうか?

自らの命が危険にさらされるという選択を、そのようなリスクを伴う選択を体が進んでするとは到底思えません。

人間の体は本当に巧妙にできています。

自律神経を介して、無意識のうちに様々なことを自動的に調整しているのです。


*****


昨日来院された妊活中の方。

今朝、妊娠検査薬で陽性反応が出たとのこと。

治療開始1周期。


「ほんまに⁉」と私。

「はい。くっきりと。」と彼女。


この方、前のお子さんの時も結構な期間病院でお薬とタイミング治療を受けていましたが授からず、当院に来られて1周期目で妊娠されていました。


「ここの治療がすごく私に合うんやと思います。」

「ん~~、そうなんやろねえ、、、」


数回の治療で卵の質がどうこうというのはもちろん無理な話で、おそらく疲れやストレスで強張っていた心と体が和らいで、自律神経系が正常に働いてくれたからではないかと思っています。

これまでの症例を振り返ってみても、鍼灸治療で背中をちょっと押してあげるだけで、1~2周期で妊娠される方が結構な割合でいらっしゃるのです。

少しのボタンの掛け違いで悪循環に陥り、なかなか妊娠に至らないケースが多いように思います。


人間の体ってつくづく不思議ですね。

「健やかなる時も病める時も」は結婚式でよく聞くフレーズですが、健やかなる時にこそ命は宿る。

日々の健康的な暮らしの延長線上に妊娠はあります。