【1周期目で自然妊娠】全身調整の大切さを再確認|枚方市樟葉 はやし鍼灸整骨院

昨日の患者さん。


12月に入ってからの新患さんで、主訴は眼精疲労と肩こり。

その他、頭痛・腰痛などもあり、お仕事がPC作業メインの女性に多くみられるお身体の不調でした。


先週2回目の治療が終わり、お会計の時に
「少し授かりにくいみたいで、、、そのような治療もされているんですか?」
とのご相談があり、次回(昨日)から不妊鍼灸をメインにした治療をしていくことになりました。


そして昨日、治療前にこれまでの妊活の経過など、不妊鍼灸用の問診に入ろうとしたところ、
「びっくりなんですけど、、、検査薬で陽性反応が出たんです!」とのお言葉。

私「えっ、、、? よかったですね!おめでとうございます!」

患「今日も疲れ目の治療でお願いします。この後産婦人科に行きます。」


ということで、妊婦さんであることを意識して全体的に施術させていただきました。


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治療開始1~2周期で妊娠される方が結構な割合でいらっしゃるのですが、おそらく「器質的な問題(例えば子宮内膜症など)が重篤なレベルではなく、なおかつ交感神経の過緊張が妊娠の妨げになっているような方」が比較的早めに結果が出ているように思います。
(中医学でいう肝鬱気滞傾向の方)

そしてそのような方は、首から腰にかけて背面がカチカチで足が冷えている方が多いです。


あと今回のケースでも分かるように、不妊を意識したツボだけに鍼や灸をするのではなく、大前提として、その方の体質や表に現れている症状に目を向け、それらを改善するための全身治療が基本であるということです。

そういった意味では、例えば婦人科疾患に効果があるといわれる「三陰交」に鍼や灸をするだけでは、治療効果としては極々限られたものであると言えるでしょう。

あくまでも全身を調整した上での「三陰交」なのです。