パニック障害の鍼灸治療



パニック障害とは


パニック障害とは不安障害の中の一つで、理由もなくある日突然【パニック発作】が起こり、それを繰り返すことで生活に支障が出ている状態を言います。


パニック発作の症状には、以下のようなものがあります。

  • 激しい動悸・めまい
  • 息苦しさ・胸部の不快感
  • 吐き気・腹部の不快感
  • 冷感またはほてり
  • 異常な発汗・震え
  • 死や制御不能に対する恐怖 など


パニック発作が再び起こるのではないかという【予期不安】が初回の発作から1ヵ月以上継続する、もしくは予期不安が原因でパニック発作を繰り返すようになると【パニック障害】と診断されます。


また、パニック発作が起きた状況に不安や恐怖を感じ、それに似た状況や場所に近づくことが困難になる状態を【広場恐怖】と言います。


典型的な例として、

電車や車に乗れない
人混みに行けない
列に並ぶことがしんどい
家の中で一人でいることが不安

などがあり、時間が経つにつれて活動範囲が狭くなり、悪化する傾向にあります。




当院の鍼灸治療


<現代医学的なアプローチ>

パニック症状は、自律神経(交感神経)が発作的に過剰に興奮することによって現れる身体症状です。

普段から心が緊張することで自律神経の慢性的な緊張を引き起こしている場合が多く、鍼灸治療を行うことで自律神経の緊張を緩和し、さらに症状を悪化させる悪循環を断ち切ることから始めます。


また、このような症状でお悩みの方は、頚部や肩背部の筋緊張が異常に亢進しています。

それらの緊張を丁寧に緩めていくことは、大変重要なことです。

心が緊張すると身体も固くなり、身体の緊張を緩めると心の緊張も緩んでいく、というのはよく知られていることです。

慢性的な筋肉の過剰な緊張が改善されると、不安を感じてもパニック発作は起こりにくくなります。



<東洋医学的なアプローチ>

パニック障害は、五臓論で言えば「肝」「心」の機能異常が主体となります。

過度のストレスによって最初に障害されるのは「肝」であり、その後「肝」の相生関係にある「心」の機能が破綻してしまうことが多いようです。

鍼灸治療では「肝」「心」を中心に全身の調整を行い、それらの不調和により起こる諸症状【頭痛・肩こり・全身の強ばり・不眠・イライラ・動悸・胸の不快感・息苦しさ・漠然とした不安など】の改善を図ります。




~当院からのメッセージ~

  • 慢性的な経過をたどり、鍼灸治療で減薬のサポートをしてほしい
  • どうしても飛行機や電車に乗らなければならない用事があるので鍼灸治療でサポートして欲しい
  • 何となくパニック的な症状があり、病院にかかる前に鍼灸治療を試したい

このように、当院には様々なフェーズでお困りの方が来院されています。


病院で処方される抗不安薬は一定の効果が得られますが、依存性と副作用が強く、また「薬で症状に蓋をする」だけでは根本的な改善にはなりません。


それぞれの立場、環境の中で人知れずお悩みの方は多いと思います。

お一人で抱え込まずに、お気軽にご相談いただければと思います。



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